プラスチック射出成形用金型(コネクタ)の三頂角への微細肉盛溶接
製品名 | T-LASER |
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使用機種 | YW-150X |
ワーク情報 | SKD-11(焼入れ) |
ワイヤー情報 | SKD-11 φ0.1mm |
業種 | プラスチック金型 |
用途 | 肉盛溶接 |
効果 | 品質向上コスト削減工数削減不良率低減 |
着眼点
肉盛溶接に求める精度が高くなっており、TIG溶接ではもちろんのこと、所有していたレーザー溶接機では低出力が出ないため溶接対応はできておらず、作り替えていた。低出力帯が安定しているレーザー溶接を使用することで再生補修ができればということでテスト加工を実施。
改善点
T-LASERは低出力帯が安定しているため、φ0.1mmのワイヤーも綺麗に溶接できた。そのため、必要な箇所にピンポイントで肉盛溶接が可能となり、作り替えずに再生補修が可能となった。
加工上の要求事項
ヒケNG(1?2μmは許容)。仕上げ加工での工数も考えて大きく肉盛するのもNG。肉盛箇所の硬度はHRC60程度は必要。
他への適用
今回の加工同様に従来の装置では対応できなかった補修案件も、超微細肉盛で再生補修可能となる。
効果・メリット
作り替えの場合は工数(1日)と部品自体の材料費がかかっている。肉盛補修にすることで、工数(0.5?1時間以内・レーザー溶接+仕上げ加工)と部品自体の材料費を削減することができるので、1/10程度のコストダウンを実現。
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