放電被覆・肉盛装置
T-SPARK TS-250 / 500 / 1000
T-SPARKとは
歴史
T-SPARKは、国際的にはESD(Electro-Spark Deposition)と呼ばれ、型彫り放電加工機に代表されるEDM(Electro Discharge Machining)の原理を応用しています。この技術は第二次世界大戦中の旧ソビエトで開発され、金型等へ高機能皮膜を形成するために最適化した装置がT-SPARKです。
型彫り放電加工機(EDM)
原理
T-SPARKは、本体のコンデンサーに充電された直流電流を一定周期で極短時間放電します。EDMの極性を逆にすることで電極材自体が溶接材料となりワークとの接触部(極間発生部=2μm)で放電し加熱され、ワーク表面に強固な拡散層を形成しながら合金化し、堆積していきます。
T-SPARK(ESD)
T-SPARKの特徴
低熱入力
低熱入力のためワークに熱の悪影響(歪み・ヒケ・硬度変化等)がありません。
高い密着力
電極材と母材が合金化(拡散層を形成)しているため、高い密着力を実現。
高機能被膜
コーティング層に電極棒成分を多く留まらせるため被膜の機能性が飛躍的に向上。
ポータブル
装置はポータブルで屋内外どこでも簡単に運べるため、現場作業に最適です。
面粗度向上
放電+レーザーのハイブリッドコーティングで面粗度が向上し適用範囲が拡大。
低熱入力のため熱の悪影響がない
極短時間にスパークしインターバルを長くとるため、その間に充分な熱拡散が行われ、ワークに熱を蓄積させません。
ハイクオリティな予防保全と再生補修
最適な電極材料と加工条件によりダイカスト金型の焼付き・溶損対策、プラスチック金型のPL部補修を、高品質な肉盛補修で実現します。
お問い合わせフォーム
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